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宮部みゆき【1】


book-a 【水青の読んだ本たち★宮部みゆき】book-a


★ペテロの葬列★宮部みゆき★
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 今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、

拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。

事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが―。

しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!事件の真の動機の裏側には、日本という国、

そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?

息もつけない緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!

『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ待望の第3弾。

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このシリーズのファンのひとりの私は先ずTVドラマが始まる前に小説の方を読み終えてから

ダビングしておいたのを映像で観た(‘-‘*)(,_,*)

どちらも面白かったので2度楽しめた感じかな ?(゚_。)?(。_゚)?

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大企業の娘と結婚した「私」は、義父の会社の広報誌を編集する部署にいる。

取材の帰りにたまたま遭遇したバスジャック。

その犯人の奇妙な要求と一か月後に贈られてきた慰謝料。受け取って良いのか、悪いのか・・

他の人質たちと「私」は、誰から贈られたものなのか調べ始める・・

人の良心とはどこにあるのか、正邪の判断は何を基に語られるのか(._.?)

ウソはいずれ暴かれる。そんな世間の常識は、果たして真実なのか。

聖ペテロは最後までイエスを離れず、一度だけついた嘘を恥じてイエスとともに磔刑にかけられた。

ひとは嘘をつかずに生きられず、誰しも人に言えない秘密のひとつや二つは抱いて、生きている。

被害者が加害者でもある連鎖商法。「悪」がどんどんと連鎖していき人間関係が壊れていく・・

菜穂子さんの行動には驚かされた・・そして・・(・・? ラストは・・杉村三郎さんが

新しい人生へ踏み出すために必要だったラストだったのかしら (-。-;) 続編に期待!!








★名もなき毒★宮部みゆき★
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どこにいたって、

怖いものや汚いものには遭遇する。

それがいきることだ。

゚+。。+゚゚+。。+゚゚+。。+゚゚+。。+゚゚+。。+゚゚+。

今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、トラブルメーカーだった。

解雇された彼女の連絡窓口となった杉村は、振り回される。

折しも街では、連続毒殺事件が注目を集めていた。

人の心に巣食う毒を圧倒的筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。

杉村三郎シリーズ第二弾!!

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財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの

身上調査のため、私立探偵・北見の元を訪れる。

そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高校生だった・・

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青酸カリという人間を死に至らしめる直接的な“毒”シックハウス症候群や土壌汚染によ

る喘息など症状が出ないと表面化しない“毒”他人を中傷したり自分が不幸だから他の人

も不幸になるべきだといった理不尽な考えをする人間による“毒”これらの名もなき毒に

関する話を、無差別毒物殺人事件と絡めて展開するミステリー・・(‘-‘*)(,_,*)

TVで連続ドラマが放映される事を知り、慌てて読んだ (;~〓~)

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2006年に購入して未読だったのだ(^^ゞ「誰か」も読み始めている・・( ゚ー゚)( 。_。)

宮部さんの10年前の「誰か」と「名もなき毒」の2冊の原作のドラマ化!(^^)!

楽しみだヮ(‘-‘*)(,_,*)(‘-‘*)(,_,*)

興味深く面白く読み終えた・・どんなドラマになるのかしら(._.?)








★誰か★宮部みゆき★
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今多コンツェルンの広報室に勤める杉村三郎は、

義父でありコンツェルンの会長でもある今多義親からある依頼を受けた。

それは、会長の専属運転手だった梶田信夫の娘たちが、事故を風化させないため

父についての本を書きたいらしいから、相談にのってほしいというものだった・・

梶田は、石川町のマンション前で自転車に撥ねられ、頭を強く打って亡くなった。

犯人はまだ捕まっていない。

依頼を受けて、梶田の過去を辿りはじめた杉村が知った事実とは ?(゚_。)?(。_゚)?

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伝記の製作に意欲的な妹梨子と反対に、姉聡美は父の過去を調査することにためらいをみせる。

聡美は梨子が生まれる前の父の違った人生を知っていた・・4才の時に誘拐された記憶があるのだ。

犯人の「お父さんが悪いんだ」という言葉が彼女の記憶に残り、

過去をこじあけることで婚約者や妹にまで被害が及ぶことをおそれていたのだった (-。-;)

ほのぼのとした主人公の三郎が追う自転車事故で亡くなった運転手の過去・・

大きな事件が起きるわけではない。ものすごい悪人が出てくるわけでもない。

でも、読み終わった後に人の弱さが引き起こす出来事になんとも言えない虚しさが・・

主人公が「いい人」だからこそ、「幸せ」だからこそ、巻き込まれた事件なのか(._.?)

“わたしたちはみんなそうじゃないか?自分で知っているだけでは足りない。

だから、人は一人では生きていけない。

どうしようもないほどに、自分以外の誰かが必要なのだ“
 
こんな分析をひとりでして、相手の話を聞き取ることに気を配ることができる

魅力的な探偵の杉村三郎・・心やさしい中年男性が主人公なので悲劇的な出来事にかかわらず、

おだやかな雰囲気ストーリだった( ゚ー゚)( 。_。)

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小説を読み終えたので、やっとダビングしたいたドラマを観ている(‘-‘*)(,_,*) 

今のところ、ドラマの方が面白いかも??(・_・*)(*・_・)(*~^~)/??









★小暮写眞館★宮部みゆき★
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もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。

どれだけ小説を求めていたか。ようこそ、小暮写眞館へ・・

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結婚20周年を機にさびれつつある商店街の、かつて「小暮写眞館」だった

築33年の建物を買い、そこで暮らすことを決めた風変りな両親。

ふたりの行動に戸惑いつつも一緒に引っ越してきた16歳の花菱英一こと花ちゃんと弟のピカ・・

「小暮写眞館」の看板をそのままにしていたため、ある日心霊写真が持ち込まれる。

英一は、その謎解きに乗りだし、探偵のまねごとをせざるをえなくなる・・

心霊写真は英一により、その写真に隠されたさまざまな人たちの思いが明らかになっていく・・

人それぞれ、いろいろな生き方がある・・

そんな人生が写真の中に凝縮されていて、胸に沁みてくる・・

自分の家族の問題にも真正面から向き合い、

意外な相手に恋をする花ちゃんが素敵に思えた(*^_^*)

英一の弟、ピカの苦しみにはホロリとした('-'*)(,_,*)

登場人物たちの性格や心情が細やかに描かれていて魅力的だった(‘-‘*)(,_,*)

713ページの長い作品は心がほのぼのとするやさしい物語だと思った( ゚ー゚)( 。_。)

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読後にダビングしておいたTVドラマを観た・・

ドラマはドラマでなかなか良かった( ゚ー゚)( 。_。)









★パーフエクト・ブルー★宮部みゆき★
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地元の高校球児のスター・諸岡克彦が、謎の死を遂げた・・

それは全身にガソリンかけられ火だるまになるという残忍で奇怪な事件だった・・

偶然その場に居合わせた、弟の進也、蓮見探偵事務所の調査員加代子、

そして“俺(マサ)”は、その死の謎を解き明かすべく捜査を開始する。

犬の一人称という斬新なスタイルで、社会的なテーマを描く、宮部みゆきさんの長編デビュー作

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犬のマサの目を通して話が進んで行く点が、とても面白い。

全体的にテンポがよく、ストーリーの進み方が心地よい。

少しづつ真実に近づいていくその過程が、とてもよく描かれていると思う。

登場人物もそれぞれが個性的で面白い( ゚ー゚)( 。_。)

事件自体は残酷なものだったが、結末は期待を裏切らなかった(‘_’)

宮部みゆきさんの23年前の初の長編小説を最近読み終えた(‘-‘*)(,_,*)

現在(2012.11)連ドラをダビングしながら観ている(*^_^*)

小説とは登場人物が少し違ったりしているけれど、ドラマも結構面白い(‘-‘*)(,_,*)

連ドラは「パーフエクト・ブルー」と2001年に出版された

「心とろかすようなーマサの事件簿」がベースになっているみたい(^^)/ 

早速「心とろかすようなーマサの事件簿」も読まなくちゃ(^^ゞ








★心とろかすような―マサの事件簿★宮部みゆき★
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著者のデビュー長編『パーフェクト・ブルー』で登場した

ジャーマン・シェパードの老犬マサと蓮見探偵事務所の面々、

それに好青年、諸岡進也・・お馴染みの人たちが遭遇する五つの事件。

登場する様々な人間たちの実像に真っ向から立ち向かおうとする彼らの活躍が、

マサの目を通して語られる、ほろ苦くも心優しい宮部みゆきワールド(^^)/

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あの諸岡進也が、こともあろうに俺の糸ちゃんと朝帰りをやらかしたのだ(OoO;)

いつまでたっても帰らない二人が、あろうことかげっそりした表情で、

怪しげなホテルから出てきたのである(・。・;

お馴染み用心犬マサの目を通して描く五つの事件。

連作短編集は前作「パーフェクト・ブルー」より軽妙なタッチで軽く楽しめる(‘-‘*)(,_,*)

前作と変わらず、マサと加代ちゃん、糸ちゃんが活躍していて

懐かしい気持ちで皆に再会できた(*^_^*)

「家族」のあるべき姿が描かれていて、TVドラマを思い出した(‘-‘*)(,_,*)










★レベル7★宮部みゆき★
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レベル7まで行ったら戻れない・・(*゚・゚)?

謎の言葉を残して失踪した女子高生。

記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。

少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。

二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。

ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間(OoO;)

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男が目覚めると、そこはオフホワイトの壁に囲まれた見知らぬ部屋。

隣には見知らぬ女性が眠っている・・そして、腕には謎の暗号、LEVEL7・・

大金(5千万円)と銃を手にしての記憶喪失 ?(゚_。)?(。_゚)?

彼女の腕のLevel7の文字とは(._.?)

三枝隆男は敵なのか味方なのか(._.?)

真行寺さんとみさお、記憶を失った若い2人の男女のストーリーが同時に進行しいく・・

息をもつかせぬ展開でぐいっと引き込まれながら読み終えた・・

そうだったのか・・(‘-‘*)(,_,*)(‘-‘*)(,_,*)

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「レベル7」を読み終える前にテレビドラマ化されたのでダビングしておいた(‘_’)

656ページにも及ぶ分厚い文庫のサスペンスを読み終えてから

楽しみにドラマを観たのだが・・(*゚・゚)ンッ?

矢張りドラマにすると何かが違うのだ・・(._.?) 

小説の方が面白かった・・でも、ドラマはそれなりに楽しめた ・・








★魔術はささやく★宮部みゆき★
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それぞれは社会面のありふれた記事だった・・

一人めはマンションの屋上から飛び降りた。

二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。

何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。

さらに魔の手は四人めに伸びていた・・・

だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、

守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。

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賢く控えめな少年守、その周りに集まる暖かい人間関係、欲望に支配される人間、

冷静沈着を身に纏った狂人、そして最後の謎解き・・

宮部さんならではの盛りだくさんの構成と登場人物で満足させてくれる( ゚ー゚)( 。_。)

自殺の謎が明らかになるにしたがって、も一つの真相も分かって来る(OoO;)

一件無関係に見えた3名の若い女性の死亡事故・・

自殺に見せかけた連続殺人・・次は自分の番とおびえる若い女性・・

事件に巻き込まれた守は謎を解き明かしていく・・

実は犯人よりも、もっと大切なものを追っているのだと分かってくる・・

登場人物のあねごや守の母親は強く、優しさも持った女性で好感がもてた!(^^)!

守の生い立ちに負けないまっすぐな生き方には心打たれ、

守を取り巻く大人たちや同級生などの人物像、

横領の罪をおかして失踪した父親の行方を上手く絡めながら守自身の成長も描いている・・

特に、事件が解決した後での「最終章」が単なるサスペンスではないと思わせ感心した

読み応えたっぷりのドラマチックなミステリーだった( ゚ー゚)( 。_。)










★スナーク狩★宮部みゆき★
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織口邦男が勤める釣具店に、関沼慶子は鉛版を買いに来た。

不審に思った織口は、彼女が銃を持っていることを知り、ある計画を思い付く。

そのためには今晩じゅうに銃を盗まなければならない。

が、その晩、彼女は元恋人・国分慎介の結婚式に散弾銃を持って現われた。

新郎新婦が雛壇に戻る瞬間を狙って・・・(._.?)

スナークとは何か・・!? 

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彼女が銃を所持している事を知った事からある計画を実行する釣具店店員・織口邦男、

同じ従業員仲間で唯一人、織口の過去について把握している佐倉修治、

国分慎介の妹で関沼慶子を慕い、味方する国分範子、

妻・佐紀子の急病を見舞うために夜行運転する神谷尚之、

その息子で家庭環境が原因で口を閉ざした8歳の少年・竹夫・・

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「登場人物たちが各自の思惑に動きだし、物語が二転三転と思わぬ方向へ展開する・・・

登場人物たちのエモーションが力強く美しい・・

全篇、躍動感にあふれていて実にエモーショナル。

作者は巧みにエモーションを映像的な表現の中に織り込んでいる・・

実に映画的」と評論家池上冬樹さんが解説しているように

ページをめくるたびに文字が映像化され映画を観ているような感覚になった!(^^)!

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ドラマ「スナーク狩り」が放映されていたのでダビングしておいた( ゚ー゚)( 。_。)

実は数年前に宮部さんの気になる小説を何冊かまとめ買いしていたのを読んでいなかったのだ(・。・;

「スナーク狩り」もその中に含まれていたので、先ず、小説を読んでからと思い、

読み始めてからグイグイ惹きこまれアッと言う間に読み終えていた・・

それからドラマを観たのだけれど・・(*゚・゚)ンッ?

小説と内容が違う部分があったり、登場人物がイメージしていたのと少し違うのでは(._.?)と、

思いながら観終えた('-'*)(,_,*)

矢張り、映像では表現しきれない繊細な部分をリアルに感じることができた小説の方が

断然!面白かったヮ(^^)/。








★火車★宮部みゆき★
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休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。

自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して・・

なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?

謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。

山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

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宮部みゆき原作の「火車が」TVドラマになり放映されると知りダビングした!(^^)!

小説が未だ読み終えてなかったので読書後に見終えた( ゚ー゚)( 。_。)

ドラマはほぼ小説に忠実に描かれていてテンポも良く面白かった(^^)/

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突然、婚約者の前から失踪してしまった関根彰子 。

それを追う休職中の刑事本間俊介 。

幸せな結婚を目前に、なぜ彼女は自ら婚約者の前から去ったのか(._.?)

読み進めていくと、その理由とともに現代社会の歪みも明らかになる。

ゆっくりとした滑り出しから、後半に従って読むスピードがだんだん早くなっていく・・

特に最後のラストシーンに近ずく頃にはどうなるのかしら?とドキドキだった。

カード地獄の末のカード破産、それを他人事だと思っている世間一般の人でさえ、

一歩間違えばこの作品の登場人物のように成るかも知れないのだと思い、いろいろと考えさせられた。

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最近(2013.6)、WOWOWで宮部みゆきさんの「火車」が韓国映画になっていた事とを知り

興味があったので観た('-'*)(,_,*) まあまあ、それなりに面白かったけれど、矢張り、

小説の方がずーっと面白かった( ゚ー゚)( 。_。)








★長い長い殺人★宮部みゆき★
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金は天下のまわりもの。財布の中で現金は、きれいな金も汚ない金も、みな同じ顔をして収まっている。

しかし、財布の気持ちになれば、話は別だ。持ち主の懐ろに入っている財布は、

持ち主のすることなすことすべて知っているし、その中身の素性もお見通しである。

刑事の財布、強請屋の財布、少年の財布、探偵の財布、目撃者の財布、死者の財布、証人の財布、

犯人の財布など10個の財布が物語る持ち主の行動、現金の動きが、意表をついた重大事件をあぶりだす!!

財布を主人公にしてストーリが展開していくという着想がとても面白く、読みやすかった(o*。_。)o 

何時もバックに入っている私のお財布は私のこと如何見て如何感じているのかな?

何だか気になってしまった(^.^;)この推理小説を読んだ後にWOWOWで放映された

ドラマ「長い長い殺人」もなかなか面白かった(*・-・*)








★鳩笛草 ★宮部みゆき★
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宮部みゆきさんが描く情感溢れる異色ミステリー中編3部作(o*。_。)o

それぞれ異なった超能力をもつ女性3人が、その能力ゆえにさまざまな人生の試練に直面する・・

=朽ちてゆくまで=

祖母の死でひとりぼっちになった麻生智子。

8歳の時に交通事故で両親を亡くした・・

同乗していた智子は助かったが記憶喪失に…

祖母の死後見つけたビデオを見て、記憶を失くす以前の自分には

予知能力があったことを知ってしまった・・

=燔祭(はんさい)=

女子高生の妹が乱暴され、溺死した。

復讐を誓う兄の前に現れ協力を申し出た青木淳子は眼でキャンドルの火をつけた!!

彼女は、人や物を念じただけで発火させてしまう能力パイロキネシス(念力発火能力)を持っていた・・

=鳩笛草=

城南署捜査課の本田貴子には、人の心を読める透視能力があった・・

他人の心を読むことのできる女性刑事・本田貴子は、その能力ゆえにさまざまな試練に直面し、

刑事としての自分の資質を疑ってゆく・・・そしてその能力が失われて行くとき、彼女は・・・

3篇とも考えさせられる部分が多く、それぞれの読後感も違い、面白い作品だった(o*。_。)o








★理由★宮部みゆき★
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事件はなぜ起こったか(._.?)殺されたのは「誰」で、

いったい「誰」が殺人者であったのか(・・?

東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。

室内には中年男女と老女の惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。

ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった…。

ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにする、直木賞受賞作。

この作品もドラマになり、読後、放映されたのを観た('_')

ドラマの方が分かりやすかったと思う・・










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